カトリック浦和教会
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司祭召命を祈る
(2017年5月号)

吉川 孝政

 先日、大宮教会で3年ぶりにさいたま教区の司祭が誕生しました。今回わたしは式長として叙階式を手伝い、浦和教会から2名の侍者が奉仕してくれました。非常に多くの方が来られ、司祭は50人くらい、全部で500人くらいだったでしょうか。

 叙階式の中で受階者の約束というものがあり、司教の前でいくつかの誓いを立てます。自分の叙階式の時は、間違えないよう精一杯で、緊張のあまりよく覚えていませんが、今回改めて、神とみなさんの前で約束したことを振り返ることができました。

 聞き直してみると、一つ一つの約束は厳粛で重いものです。一連の約束の最後に、「神の助けによって」ということばが付け加わります。自分の力だけではできない。神の助けと、共同体の皆さんの支えのよって、この約束を果たすことができるんだ、ということを、高瀬典之助祭と大司教さまとのやりとりを見ながら感じました。

 自分のこの8年の司祭生活を振り返ると、わたしは叙階の時に交わした約束を果たしているかと自問自答します。すると、つくづく、自分の力では果たし得ないと感じます。

 按手の時にも思いました。まず司教が、そして司祭たちが受階者の頭の上に無言のうちに手を置いて、司祭団に受け入れます。叙階を受けたから司祭になるというよりは、それからの日々の道のりの中で、少しずつ司祭になっていくのだと思います。叙階はスタートにすぎません。それは、洗礼を受けて信者の道を歩み始めるのと同じことでしょう。司祭は叙階を受けた日から、ミサを通して、宣教を通して、司牧活動を通して一生かけて司祭になっていくものだと。

 司祭としての歩みを始めた高瀬神父さまのために祈るとともに、浦和教会からも司祭召命が出ることを祈ってください。司祭はどこかからふわっと湧き出るわけではなく、神の民の中から生まれてくるのです。



  「全能の父よ、あなたに仕えることを望むこの人(たち)を司祭団に加え
  すべてを聖とする霊を新たに注いでください。
  司教に協力する務めを授かり
  日々の生活の模範によってすべての人を正しい道に導くことができますように」

〜 司祭叙階の祈りより 〜





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