カトリック浦和教会
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まず行動してみよう――7月の福音の歩みから――(2012年7月号)

   齋藤 紳二


 5回ある7月の主日の福音朗読を比較して、その配列に特徴があることに気づきました。

 第1主日(1日)の福音は「ヤイロの娘とイエスの衣に触れる女」のエピソード、第2主日(8日)はイエスが「ナザレで受け入れられない」お話、第3主日(15日)は「12人の派遣」、第4主日(22日)は「5千人に食べ物を与える」と続きます。そして、第5主日(29日)には、ヨハネによる福音書のパンが増える同じ奇跡のお話が朗読されます。

 面白いと思ったのは、第1と第2、第4と第5に共通して「大勢の群集」が登場することです。ヤイロの家に向かうイエスに群衆が押し迫っていまし。話題の人イエスを迎えて、ナザレの会堂には大勢の住民が押しかけていました。パンが増えた奇跡は「男だけで5千人」の大群衆がいたとされています。そして、五つの物語の真ん中にあたる第3主日に「12人を派遣する」のエピソードがおかれているのです。この配列には何か意図がかくされているのではないでしょうか。

 このとき、イエスは福音宣教をはじめたばかり。ヤイロの娘を蘇生させ、出血病に苦しんできた女性を癒して、慈しみの神を証していきます。ところが、初めて故郷の会堂にでかけたイエスは、土地の人々が不思議な出来事を見たいために押しかけてきているのを見て、奇跡的な癒しを行うことを拒否します。そんな体験の結果、イエスは宣教に弟子たちの力を借りるきことにしたのではないでしょうか。弟子たちなら人々の思惑に左右されず神の意志を自由に証しすることができたのでしょう。パンが増える奇跡では、飢えた群衆を満たすことをあきらめた弟子たちに、イエスは不可能に挑戦することをすすめ、神を信頼すれば不可能を可能に変えることができることを体験させています。。

 ひょっとしたら、この五つの物語の配列は、私たち一人一人に福音宣教の心得を伝えようとしているのかもしれません。「私には福音宣教は荷が重過ぎます」といって何もせずにあきらめるのではなく、あくまでも神の助力を信じてまず行動してみなさい、「きっと道がひらけますよ」という呼びかけが、五つの福音の後ろに隠されているような気がします。






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