カトリック浦和教会
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私にできることは?2011年12月号)

   齋藤 紳二


 これから先、2011年を振り返るたびに、私たちは大震災のことを思い出さずにはいられないでしょう。それほど大きく、ショッキングで、私たちに考えさせ、時には反省をうながす出来事でした。

 つい先日、大船渡(岩手)の複数の住民が撮った当日のビデオを見る機会がありました。テレビニュースで紹介されたのと同様の場面が展開するのですが、テレビでは体験できなかった特徴があり、そのことが一層生々しく見ていた人々に迫ってきました。それは、ビデオの撮影者とその周辺にいた人々の音声が収録されていたことです。

 目の前を家々が流されていきます。そのたびに、人々の悲しみや驚きの言葉が発せられるのですが、次第に意味のある言葉がなくなり、「アー」とか「オー」という意味のない叫びだけになってしまいます。なんの言葉も頭に浮かばなくなるのでしょう。そして、最後は無言です。激しい水の音と、救いの希望をまったく失った人々の息遣いだけが響きます。ビデオを見ていた私たちも、息をのんでいました。

 このような災害がなぜ起こったのか、津波は仕方ないにしても被害を最小限に食い止める方法はなかったのか、再発を防ぐにはどうすればよいのか…。私たちに課された課題はたくさんあります。しかし、この災害をきっかけに、たくさんの人々が「被災者のために自分にできることは何か?」を真剣に考えた経験だけは、大切にしまっておきたいと思います。そして、来る年が、希望と喜びにあふれた年になるよう、祈らずにはいられません。




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