カトリック浦和教会
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支援活動に潜む落とし穴2011年8月号)

   齋藤 紳二


 大震災が起きてから、5ヶ月たちました。この間に、数回にわたって被災地に入り、傾聴を主とした支援活動にたずさわってきた知人から、長い手紙をもらいました。

 「傾聴ボランティアは難しいと聞いて来たが、ほとんど苦労することはなかった。皆さん積極的に話してくれるし、誰もが話が上手。依頼された生活用品を持って行くと、大喜びで受け取ってくれる。おかげで、私は生き甲斐を感じ、充実した毎日をおくることが出来た。ところが3度目のボランティア活動を終えての帰路、こんな考えが浮かんだ。『あの人たちだって、雑談などせずに静かに思い巡らしたいときもあるだろう。我々が持って行った品物が気に入らないこともあるだろう。それなのに、我々に笑顔を絶やさず対応し、繰り返し感謝の言葉を述べてくれる彼らのあたたかさは一体なんなのか?』」

 そして彼は、被災者の人々の心遣いに思い当たります。遠くから慰め励ましに来てくれたボランティアたちを、がっかりさせては申し訳ない……そんな思いで自分たちに接してくれていたのではなかったか。「彼らを慰め励ましに来たつもりの自分が、逆に彼らの心遣いで、自信を持たせてもらっていたことになる」。

 彼は現地にいた間、ずっと感謝されることを当然と思いながら支援活動をしてきた自分に思い当たりました。自分の満足を求めて活動に携わっていた自分に気づき、恥ずかしさで顔が真っ赤になっていたそうです。

 大震災被災者への支援は、これから何年間も必要とされつづけるでしょう。その間、「思い上がることなしに」奉仕活動ができるならば、素晴らしいと思います。




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