カトリック浦和教会
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聖母とともに海へ2010年10月号)

   齋藤 紳二


 教会が正式に典礼として認めた儀式ではなく、自分たちの信仰を深めるために、信徒の間から生まれて定着している儀式を「信心」もしくは「信心業」と言います。ロザリオの祈りや、十字架の道行などが、これに含まれます。

 先日、必要があって、さいたま教区で催されている、外国籍信徒の信心業について調べる機会をもちました。多種多様な催しが行われているのですが、そのほとんどが、マリアさまを中心にした祭りであることが印象に残りました。

 なかでも一番心に残ったのが、ことしの5月に初めて川越で開かれた、ベトナム人の集いでした。残念ながら、私はこの催しに参加できませんでしたが、祈りとミサの後、マリア像を先頭に、祭服姿の司教さま、神父さま方、日本人を含む信徒が行列し、川越教会の周囲を巡ったのです。その写真を見ていてびっくりしたのは、マリア像が船の模型の上に据えられていたことです。この集いのタイトルが、「聖母とともに海へ」だったことにも、心を奪われました。

 日本にベトナム人が定住するようになったのは、故国から命がけで脱出してきた、いわゆるボートピープルが最初と言ってよいでしょう。そのころのことを知らない人たちが増えてきていると聞いていますが、やはり彼らにとって、木の葉のように揺られる小舟に命を託して、生きた心地もなく海を漂った体験が、忘れることのできない記憶として残っているのでしょう。そして、その苦しい旅の間、自分たちを守り続けてくださった聖母への感謝と親しみを、形にして表したいという熱意が、まだ強く彼らの心の中で燃えている証拠だと思いました。ベトナム人信徒にとって、この集いは彼らの「出エジプトの記念」の祭りだったのです。

 10月は、特にロザリオが盛んに唱えられる月です。私たちも彼らのように、熱心に聖母への祈りをささげましょう。





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