カトリック浦和教会
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ハイチの報告から考える2010年2月号)

   齋藤 紳二



 テレビの討論番組で、地震からの復興に励んでいるハイチを視察してきたある国会議員の報告を聞きました。世界中の国からたくさんのグループが送り込まれていて、大変活発な支援活動が行われている様子が語られていました。

 その中で、ちょっと気になる発言がありました。

 日本からは自衛隊の医療部隊が派遣されて活動していますが、この部隊は大変進んだレントゲンの機器を持ち込んでいるそうです。ですから、瓦礫の下から救い出された人々を調べて、骨折の有無やその箇所を特定するのに力を発揮しているそうです。

 ある日、運搬手段がないために激痛を訴える女性がオートバイで運び込まれてきました。レントゲンで腰骨が折れていることが分かります。通常ならすぐに手術――ということになるのですが、実は日本の医療部隊は手術することができないのだそうです。現在外科手術にふつうに用いられている麻酔薬が麻薬に指定されているために、法律上国外に持ち出す事ができないので、手術したくてもできないというのがその理由。この国会議員は、痛い、痛いと泣き叫ぶ女性がまたオートバイの荷台に乗せられて、自宅に送り返されるのを目撃したそうです。

 この体験談を聞いて、考え込んでしまいました。どう考えたらよいのでしょうか?

 緊急事態なのだから法律にしばられずに、人道的観点から現地に麻酔薬を送るべきだ、と考えることもできます。一方で法律があるのだから、それはゆるがせにしてはいけない、と考える人もいるでしょう。命を守ることを最優先にすべきだという立場もあれば、ルールがあって初めて社会の秩序が保たれるのだから、規則はゆるがせにしてはならないとする立場もあります。

 あなたはどちらの立場にたちますか? イエスさまならどうなさるでしょう? もっともイエスさまなら麻酔薬など使わずに、あっという間にいやしてくださるでしょうが。




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